はじめに

初めて業務にAIを使う部署なら、生成AI研修は対面で受けるのが向いています。つまずいた操作を、講師が横で画面を見てその場で直せるからです。拠点が離れているなら、講師と同じ時間にZoomでつながって受けるか、初回だけ対面にして2回目からZoomにする組み方が合います。

選ぶときに見る観点は5つです。この5つで研修の形を比べたうえで、対面とオンラインの違いと、東京で対面にするときに決めることと費用まで解説します。

生成AI研修を対面で選ぶ5つの観点|講師に聞けるかと、どこで受けるか

対面かオンラインかを決める前に、次の5つの観点をそろえます。どれも、研修の時間が受講者の業務に返ってくるかを分ける観点です。

  • その場で講師に聞ける
  • 演習の時間
  • 身近な業務が演習の題材
  • 講師に直接教わる
  • 対面で受けられる

「その場で講師に聞ける」は、研修が途中で止まらないための条件です。つまずいた操作を聞けないまま次の内容へ進むと、その先の演習が業務で使うところまで届きません。

「演習の時間」は、講師に手元を直してもらえる回数を決めます。対面で受けても、手を動かす時間が短ければ、直してもらう機会そのものが少なくなります。

「身近な業務が演習の題材」になっているかで、研修の翌日に使えるかが分かれます。題材が一般の例だけだと、受講者は自分の業務へ置き換えるところで手が止まります。

「講師に直接教わる」かは、直し方の確かさを決めます。自分の事業でAIを使ってきた講師から直接教われば、受講者の業務の質問に、実際に使ってきた手順で答えてもらえます。

「対面で受けられる」かは、拠点が東京以外にもある会社で効いてきます。対面で受けられる地域が限られると、一部の拠点だけオンラインで受けることになります。

研修の形で比べる|eラーニング型から対面の実践型研修まで

5つの観点で、研修の形ごとに比べると次のとおりです。

観点

eラーニング型

オンライン講座型

短時間の集合研修

対面の実践型研修(長時間)

その場で講師に聞ける

×

△

○

◎

演習の時間

△

△

×

◎

身近な業務が演習の題材

×

△

△

◎

講師に直接教わる

-

△

△

◎

対面で受けられる

-

×

○

◎

eラーニング型は録画の講義なので、つまずいたその場では講師に聞けません。オンライン講座型は、対面では受けられません。短時間の集合研修は、対面で講師にその場で聞けても、演習の時間が足りず、手元を直してもらう機会が少なくなります。

観点をすべて満たすのは、対面で長い時間をかけ、身近な業務を題材にする実践型の研修です。

対面で受けられる主な生成AI研修

2026年10月時点で、各社の公式ページに出ている内容です。

会社(研修の名前)

形

時間

料金

インソース(ChatGPTのはじめ方研修)

公開講座。東京(新宿)・大阪の会場、またはオンライン

半日(会場開催は10:00〜13:00)

26,400円(税込)。会員価格は24,400円

ピーシーアシスト(Winスクールの現場定着まで導く生成AI活用研修)

集合研修(講師1名を派遣)か、オンライン

6時間(講習4時間+グループワーク2時間)

20名まで一式25万円(税抜)。人数による追加料金なし

インターネット・アカデミー(生成AI研修)

講師派遣、同社の教室を貴社専用で使う集合研修、オンライン集合

8時間(標準)。時間数は変更できる

公式ページに金額の記載なし。人数・時間数で変動

アイクラウド(生成AIリテラシー研修)

集合研修(貴社会議室または会場)、オンライン、ハイブリッド

標準は1〜2日間(6〜12時間)。3時間からも調整可

公式ページに料金の記載なし

Uravation(生成AI研修)

対面(集合研修)、オンライン、ハイブリッド

12時間(日数は柔軟)。6時間ライト版もある

目安は標準1人40万円・6時間ライト1人20万円(税別)

ZETTAi(Claude Code研修)

完全対面(貴社の指定場所でも実施できる)

2日14時間・4日28時間・6日42時間

順に1人10万円・20万円・30万円(税抜)

生成AI研修の対面とオンラインの違い|東京で対面にするときに決めることと費用

対面とオンラインの違いは、受講者が操作でつまずいたときに、講師がその場で手元を見て直せるかにあります。迷ったときは、初めて業務にAIを使う部署かどうかと、受講者の拠点の場所で選びます。

受け方

その場の質問

講師が手元を確かめる方法

向いている場面

対面

その場で聞ける

受講者の画面を横から見る

初めて業務にAIを使う部署。ツールの設定でつまずきやすい演習

Zoomの同時双方向

その場で聞ける

受講者が画面を共有する

拠点が離れている。移動の時間を減らしたい

eラーニング

その場では聞けない

受講者に任される

基礎の知識を各自の時間で学ぶ

対面は横から、Zoomは画面の共有で手元を直す

対面では、講師が受講者のパソコンの画面を横から見て、操作が止まった箇所をその場で直せます。受講者が自分から画面を共有しなくても、手が止まった人に講師が気づけるので、ツールの設定でつまずきやすい最初の回や、初めて業務にAIを使う部署に向いています。

講師と受講者が同じ時間にZoomでつながる同時双方向でも、その場で質問できます。講師が手元を見るには受講者が画面を共有するので、手が止まった人に講師が気づくのは、対面より遅くなりがちです。共有の手順は、最初の回の始めに全員で試しておきます。

前もって、受講者のパソコンのカメラとマイクが使えるかと、社内のネットワークからZoomと生成AIツールにつながるかを確かめておきます。

東京で講師派遣にするときに決めること

東京で対面にするなら、講師に自社の会議室へ来てもらう講師派遣にすると、受講者が移動せずに済み、日程も組みやすくなります。先に決めるのは、部屋、日程、受講者の機材、題材にする業務、演習に使ってよい社内データの5つです。どれも、研修会社に相談する前に社内で案を出しておけます。

決めること

中身

部屋

受講者全員がパソコンを開き、電源とインターネットを使える自社の会議室

日程

1回の長さと回数、回と回の間の空け方

機材

受講者1人1台のパソコンと、研修で使う生成AIツールのアカウント

題材にする業務

毎月繰り返し、手順が決まっていて、時間がかかる業務。営業なら提案書の作成や商談前のリサーチ

社内データ

演習に使ってよい資料とデータの範囲。顧客名や個人情報を含む資料を使うか

回の分け方と、対面にしたときの費用

12時間の研修なら、3時間×4日、4時間×3日、6時間×2回のように分けて組めます。20時間なら4時間×5回、30時間なら5時間×6日のようにも分けられます。回と回の間を空けると、受講者が習った手順を自分の業務で試してから、次の回に進めます。営業部門なら、商談の多い曜日や月末の締めの時期を避けて組みます。

対面にしたときの費用は、研修費のほかに講師の交通費・宿泊費がかかるかで変わるので、申し込む前に確かめます。交通費・宿泊費を研修費に含む研修なら、対面にしても研修費のほかに講師の費用はかかりません。

助成金の上限は、対面でもZoomの同時双方向でも同じで、10時間以上100時間未満の研修なら1人1訓練あたり中小企業30万円です。eラーニングを含む研修の15万円より高い枠です。

公開されている研修の料金の例と、料金の決まり方は、「AI研修の費用を比較」で並べています。

よくある質問|対面とZoomの組み合わせ・受講者の選び方・助成金

対面とZoomは、どう組み合わせるとよいですか?

ツールの設定でつまずきやすい初回だけ対面にし、2回目からZoomで受ける組み方が合います。最初の回で講師が全員の手元を直しておけば、2回目からは拠点が離れた受講者も同じ時間に受けられます。

初回を対面にしておくと、Zoomで画面を共有する手順も、講師が横で見ながら全員で試せます。

受講者は、どう選べばよいですか?

演習の題材にする業務を担当し、研修の後にその業務でAIを使う人から選びます。同じ部署からまとめて受けると、身につけた手順を部署の中で共有しやすくなります。

題材にする業務の手順をよく知る人を受講者に入れておくと、演習で組んだ手順が実際の業務とずれにくくなります。

対面の研修でも、助成金は使えますか?

社員の研修費と研修中の賃金の一部を国が助成する人材開発支援助成金は、対面の研修も対象になりえます。条件の1つは、受講者ごとに研修時間の8割以上の出席です。

対象は雇用保険に入っている社員で、代表取締役は対象外です。研修開始の6か月前から1か月前までに計画届を労働局へ出し、研修費を先に全額払ってから申請します。支給は研修後の審査で決まり、勤務時間内に受けた時間には賃金への助成も出ます。制度が使えるのは、2027年3月31日までです。

観点をすべて満たす研修|スマート生成AI研修

ここまでの5つの観点をすべて満たすように組んだのが、スマートエイトの法人向け生成AI研修「スマート生成AI研修」です。

観点

スマート生成AI研修

その場で講師に聞ける

◎ 対面中心で、つまずいたその場で質問できる。Zoomの同時双方向にも対応

演習の時間

◎ 12・20・30時間

身近な業務が演習の題材

◎ 受講者の身近な業務を演習の題材にする

講師に直接教わる

◎ 元リクルートGM・現役経営者の代表が直接指導

対面で受けられる

◎ 東京でも東京以外でも、貴社の会議室で対面。講師の交通費・宿泊費は当社負担

4コースとも1人40万円・税抜で、人材開発支援助成金の対象になれば、中小企業は研修費の最大75%(1人1訓練あたり最大30万円)が助成されます。対面にしても料金は変わらず、初回だけ対面にして2回目からZoomにする組み方もできます。

1回の研修は3名から40名までで、20時間のコースは5名以上、30時間のコースは10名以上で選べます。講師は、リクルート社内で生成AI研修の講師を務めた代表の小坂井聖也です。

対面で受けたWeb広告代理店のCCG SEE様では、営業と広告運用の10名が全5回を受講しました。既存の自動化ツールが対応していない媒体の広告レポート作成は、月100時間から月3時間になっています。

オンラインで受けたDLPO様では、4名が全4回・計12時間を受講し、顧客の状態を点数で判定する作業を、顧客管理システムとつないで自社で自動化しています。

さいごに

生成AI研修は、初めて業務にAIを使う部署なら対面、拠点が離れているならZoomの同時双方向が向いています。どちらで受けるにしても、その場で講師に聞けるかと、講師と手を動かす演習の時間を先に確かめます。

東京で対面にするなら、日程と受講者の機材、演習に使う社内データを先に決めておきます。毎月繰り返し、手順が決まっていて時間がかかる業務を部署で書き出しておくと、それが演習の題材の候補になります。4コースのカリキュラムと日程の組み方は、法人向け生成AI研修「スマート生成AI研修」のページで確かめられます。

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