はじめに

法人向けの生成AI研修の費用は、2026年10月時点で公開されている例で、1日や半日の公開講座やeラーニングなら1人2万〜6万円台(税込)、講師のライブ研修や伴走を組み合わせた研修や年額の受け放題なら1人30万円台(税抜)からです。同じ金額帯でも、講師にその場で聞けるかと、講師と手を動かす時間の長さで、受講者が業務でAIを使えるようになるかが変わります。

選ぶときに見る観点は5つです。この5つで研修の形を比べたうえで、料金の決まり方、公開されている料金の例、助成金の条件まで解説します。

法人向け生成AI研修の選び方|料金の前にそろえる5つの観点

料金を並べる前に、次の5つの観点をそろえます。どれも、払った研修費が受講者の業務に返ってくるかを分ける観点です。

  • その場で講師に聞ける
  • 演習の時間
  • 身近な業務が演習の題材
  • 講師に直接教わる
  • 対面で受けられる

「その場で講師に聞ける」は、研修が途中で止まらないための条件です。つまずいた操作を聞けないまま次の内容へ進むと、その先の演習が業務で使うところまで届きません。

「演習の時間」は、料金の中身そのものです。動画で自習する時間と、講師と一緒に進める時間を分けて数えると、1人あたりの料金が近い研修でも、受講者が手を動かす時間に差があると分かります。

「身近な業務が演習の題材」になっているかで、研修の翌日に使えるかが分かれます。題材が一般の例だけだと、受講者は自分の業務へ置き換えるところで手が止まります。

「講師に直接教わる」かは、質問への答えの確かさを決めます。自分の事業でAIを使ってきた講師から直接教われば、受講者の業務の質問に、実際に使ってきた手順で答えてもらえます。

「対面で受けられる」かは、受講者の手元の直しやすさと、研修費のほかにかかる費用に効いてきます。対面なら、講師が横で画面を見て直せます。対面で受けられる地域と、講師の交通費・宿泊費を誰が払うかでも、総額が変わります。

研修の形で比較|eラーニング型から対面の実践型研修まで

5つの観点で、研修の形ごとに比べると次のとおりです。

観点

eラーニング型

オンライン講座型

短時間の集合研修

対面の実践型研修(長時間)

その場で講師に聞ける

×

△

○

◎

演習の時間

△

△

×

◎

身近な業務が演習の題材

×

△

△

◎

講師に直接教わる

-

△

△

◎

対面で受けられる

-

×

○

◎

eラーニング型は録画の講義なので、つまずいたその場では講師に聞けません。オンライン講座型は、対面では受けられません。短時間の集合研修は、その場で聞けて対面でも受けられる一方、演習の時間が足りず、身近な業務を題材にするところまで進みにくくなります。

観点をすべて満たすのは、対面で長い時間をかけ、身近な業務を題材にする実践型の研修です。

生成AI研修の費用相場|会社ごとの料金の例と、助成金の条件

生成AI研修の費用相場は、公開されている例で、1日や半日の公開講座やeラーニングが1人2万〜6万円台(税込)、講師のライブ研修や伴走を組み合わせた研修や年額の受け放題が1人30万円台(税抜)からです。10時間以上の研修が助成金の対象になれば、会社の負担はここから下がります。

公開されている料金を会社ごとに見る

2026年10月時点で、各社の公式ページに出ている内容です。

会社(研修の名前)

形

時間

料金

SHIFT AI(SHIFT AIリスキリングコース)

eラーニングと、オンラインのライブ研修

合計16時間以上(eラーニング10時間、オンライン研修6時間)

1名300,000円(税抜)

AX(AX CAMP)

eラーニングと、AI顧問としての伴走

14時間のカリキュラム。伴走は半年〜年間

1名につき20万円の初期費用と月額費用20万円(いずれも税抜)

ホリエモンAI学校(法人向け生成AI研修)

動画の講義240講座以上、チャットでの相談、月1回の業務改善ミーティング

いつでも受け放題(合計時間の記載なし)

1人あたり310,000円/年(税込341,000円/年)

AVILEN(生成AI業務プロセス適用研修)

eラーニング、または集合形式(対面・Web)

集合形式の標準は半日(約4時間)か1日(約7時間)

eラーニングは1名66,000円(税込)から。集合形式は個別見積もり

アクセンチュア(Aidemy Business)

eラーニング(学習はオンラインで完結)

公式ページに時間の記載なし

公式ページに料金の記載なし。契約期間は1年・2年・3年

DMMビジネスAI(DMMビジネスAI研修)

オンライン双方向型、またはEラーニング型

各コース11時間・4日構成(FAQは全4回で約12時間)

個別見積もり

インターネット・アカデミー(生成AI研修)

双方向リモート研修、または講師派遣

8時間(カスタマイズ可)

受講者数や時間数に応じて変動。金額の記載なし

キカガク(DX・AI人材育成)

集合研修、eラーニング、実データを使うPBL研修

公式ページに時間の記載なし

公式ページに料金の記載なし。ヒアリングのうえ提案

Beyont(スキルアップAIの法人向け研修・伴走支援)

70以上の講座を組み合わせる研修と、伴走支援「道場」

道場は3〜4か月。研修は時間の記載なし

公式ページに料金の記載なし

インソース(ChatGPTのはじめ方研修)

公開講座。オンライン、または東京(新宿)・大阪の会場

半日(10:00〜13:00か14:00〜17:00)

26,400円(税込)。会員価格は24,400円

トレノケート(ChatGPTで学ぶ生成AIビジネス活用)

公開講座(オンラインLive)。講義とハンズオン演習

1日間(13:00〜17:30)

33,000円(税込)

富士通ラーニングメディア(体験!ChatGPT)

集合研修(開催地区は東京・名古屋・大阪)

半日(13:00〜17:00)

34,100円(税込)、31,000円(税別)

CTCテクノロジー(ゼロから始める生成AI)

公開講座(Liveオンラインか、九段・神谷町の会場)

1日間(9:30〜16:30)

66,000円(税込)

金額が近い研修どうしなら、講師とその場で手を動かす時間がどれだけあるかで比べると、違いがはっきりします。

助成金の条件と上限

人材開発支援助成金は、社員の研修費と研修中の賃金の一部を国が助成する制度です。事業展開等リスキリング支援コースの対象になれば、中小企業は研修費の75%、大企業は60%が助成されます。

人材開発支援助成金の手続きの流れを、計画届(研修開始の6か月前から1か月前までに労働局へ出す)、研修(10時間以上・研修時間の8割以上出席する)、支給申請(研修費を全額払った後、研修終了の翌日から2か月以内)、支給(審査で決まる)の4段で示した図。今の制度が使えるのは2027年3月31日まで

条件

中身

受講する人

雇用保険に入っている社員。代表取締役は対象外

研修の内容

事業展開や業務のデジタル化などに要る知識を、受講者の職務に直接使う形で学ぶ。どの業務にも共通するプロンプトの作り方だけの研修は対象外

時間と出席

職務に関係しない時間を除いて10時間以上の研修で、受講者ごとに研修時間の8割以上出席する

届け出と支給

研修開始の6か月前から1か月前までに、研修の日程と内容を書いた計画届を労働局へ出す。研修費を全額払った後、研修終了の翌日から2か月以内に申請し、支給は審査で決まる

上限

10時間以上100時間未満の研修は、1人1訓練あたり中小企業30万円、大企業20万円。eラーニングを含む研修は中小企業15万円、大企業10万円。定額制のサービスは1人1か月2万円

期限

2027年3月31日まで

勤務時間内に受けた時間には、賃金への助成も1人1時間あたり中小企業1,000円、大企業500円出ます。eラーニングで行う研修には、この賃金への助成がありません。

よくある質問|研修費のほかの費用・研修の時間・助成金の期限

研修費のほかに、かかる費用はありますか?

対面で受けるなら、講師の交通費・宿泊費を研修費に含むかを、申し込む前に確かめます。含まない研修では、講師の移動が長いほど、研修費のほかの費用が増えます。

助成金の上限は、対面でもZoomの同時双方向でも変わりません。

研修の時間は、何時間あればよいですか?

助成金の対象にするなら、職務に関係しない時間を除いて10時間以上が要ります。講師と進める10時間以上100時間未満の研修なら、上限は1人1訓練あたり中小企業30万円です。

そのうえで、講師と一緒に進める時間が長いほど、身近な業務を演習の題材にして手を動かせる回数が増えます。

助成金はいつまで使えますか?

人材開発支援助成金の事業展開等リスキリング支援コースが使えるのは、2027年3月31日までです。研修の開始日を2027年3月31日までに置き、計画届は遅くとも2027年2月末までに出す日程で考えます。

計画届を出した後に研修の日程を変えるときは、事前に変更の届けが要ります。研修の後の支給申請が2027年4月以降になる場合は、労働局に扱いを確かめます。

観点をすべて満たす研修|スマート生成AI研修

ここまでの5つの観点をすべて満たすように組んだのが、スマートエイトの法人向け生成AI研修「スマート生成AI研修」です。

観点

スマート生成AI研修

その場で講師に聞ける

◎ 対面中心で、つまずいたその場で質問できる。Zoomの同時双方向にも対応

演習の時間

◎ 最長30時間(12・20・30時間から選択)。動画の自習はなく、すべて講師と一緒に進める

身近な業務が演習の題材

◎ 受講者の身近な業務を演習の題材にする

講師に直接教わる

◎ 元リクルートGM・現役経営者の代表が直接指導

対面で受けられる

◎ 全国どこでも貴社の会議室で対面。講師の交通費・宿泊費は当社負担

4コースとも1人40万円・税抜で、人材開発支援助成金の対象になれば、中小企業は研修費の最大75%(1人1訓練あたり最大30万円)が助成されます。3章の料金の例と並べると、料金は1人あたりの一括で、12・20・30時間のすべてを講師と一緒に進めます。

1回の研修は3名から40名までで、20時間のコースは5名以上、30時間のコースは10名以上で選べます。講師は、リクルート社内で生成AI研修の講師を務めた代表の小坂井聖也です。

Web広告代理店のCCG SEE様では、営業と広告運用の10名が対面の全5回を受講しました。既存の自動化ツールが対応していない媒体の広告レポート作成は月100時間から月3時間になり、定型業務は合わせて月120時間減っています。

DLPO様では、4名がオンラインで全4回・計12時間を受講し、顧客の状態を点数で判定する作業を、顧客管理システムとつないで自社で自動化しています。

さいごに

生成AI研修の費用は、公開されている例で、1日や半日の公開講座やeラーニングなら1人2万〜6万円台(税込)、講師のライブ研修や伴走を組み合わせた研修や年額の受け放題なら1人30万円台(税抜)からです。金額が近い研修どうしなら、その場で講師に聞けるかと、講師と何時間進めるかで選びます。

スマート生成AI研修は、対面で最長30時間を講師と一緒に進めます。助成金を使うなら、研修の開始日から逆算して、計画届を出す日を先に決めておきます。4コースのカリキュラムと日程の組み方は、法人向け生成AI研修「スマート生成AI研修」のページで確かめられます。

どの業務から手を付けるかで迷っている場合は、AIに任せられる業務が分かる無料診断から始めてください。3分で終わり、登録もメールアドレスも要りません。 ※生成AI研修資料/導入事例も無料ダウンロードいただけます。