はじめに

法人向けAI研修のおすすめ会社として、比較記事でよく取り上げられるのは、キカガク、AVILEN、スキルアップAI、インソース、トレノケート、Aidemy Business、AlgoX、SAMURAI ENGINEER Biz、DMM 生成AI CAMPの9社です。

研修の違いは、録画で学ぶか、講師のライブの講義で受けるか、対面で受けるかという形式と、講師と進める時間の長さで分かれます。

2章では、この9社を含む10社を、研修の形式・対面で受けられるか・主なコースの時間・料金の同じ列で一覧にします。一覧を見る前に決めておく観点は5つです。

AI研修の会社を見る5つの観点|一覧の前に決めること

一覧で会社を比べる前に、自社に要る観点を次の5つから選びます。どれも、研修を受けた社員が業務でAIを使えるようになるかを分ける観点です。

  • その場で講師に聞ける
  • 演習の時間
  • 身近な業務が演習の題材
  • 講師に直接教わる
  • 対面で受けられる

「その場で講師に聞ける」研修では、演習中に手が止まっても、次の内容へ進む前に解決できます。2章の一覧では「研修の形」の列で、講師のライブの講義や集合研修があるか、録画だけかを見ます。

「演習の時間」が長いほど、業務で使う手順を組み立て、試して直すところまで研修の中で進められます。一覧の「主なコースの時間」の列で、コース全体の時間か日数を見ます。

「身近な業務が演習の題材」になっていれば、研修の翌日に自分の業務へ置き換える手間が減ります。業務を題材にした研修があるかは、候補の会社の研修の一覧で確かめます。

「講師に直接教わる」研修では、自分の仕事でAIを使ってきた講師が、演習中の質問に業務の目線で答えられます。誰が教えるかは、各社の公式ページにある講師の紹介を見ると分かります。

「対面で受けられる」研修では、講師が横で受講者の画面を見ながら、操作の誤りをその場で直せます。一覧の「対面」の列で、対面の記載があるかと、会場に行く形か場所を相談して決める形かを見ます。

研修の形ごとに5つの観点を比べた表は、企業向けAI研修の時間と選び方の記事にあります。

法人向けAI研修のおすすめ会社10社|時間・形式・対面の一覧

10社の研修は、録画で学ぶeラーニング、講師がライブで教える講義、対面の研修の組み合わせが会社ごとに違い、主なコースの時間は1時間から30時間、3〜4か月の伴走まで幅があります。

2026年10月時点で各社の公式ページに出ている値です。上から9社は、検索上位を中心に開いた比較記事25本で、名前が挙がった回数の多い9社です。回数の多い順に並べています。

会社(研修の名前)

研修の形

対面

主なコースの時間

料金

キカガク(法人向けDX研修)

集合研修、eラーニング、実データPBL研修、公開講座

記載なし

公開講座の生成AI活用コースは0.5日(13:00〜17:00)、生成AIブートキャンプは5日

生成AI活用コースは30,000円(税抜)、生成AIブートキャンプは300,000円(税抜)

AVILEN(生成AI研修)

eラーニング、集合形式(対面/Web/ハイブリッド)

集合形式で対面あり

集合形式は半日(約4時間)か1日(約7時間)。eラーニングの生成AI活用研修は5時間

集合形式と生成AI活用研修は問い合わせ。eラーニングの生成AIリテラシー研修は22,000円/人(税込)、生成AI業務プロセス適用研修は1名66,000円(税込)から

Beyont(スキルアップAI)

70以上の講座の組み合わせ、eラーニングの講座、伴走支援「道場研修」

道場研修の相談会・発表会は対面も可能

生成AIリテラシー講座は動画約1時間、生成AIアイデアソン講座は標準学習時間約5時間。道場研修は3〜4か月

生成AIリテラシー講座は11,000円/1名(税込)、生成AIアイデアソン講座は55,000円/1名(税込)。道場研修は問い合わせ

インソース(生成AI研修)

講師派遣研修、公開講座(オンライン型・来場型)、動画教材・eラーニング

あり。公開講座の来場型で、会場は東京・新宿と大阪

公開講座のChatGPTのはじめ方研修は半日(10:00〜13:00か14:00〜17:00)。講師派遣研修は半日間・1日間・2日間

ChatGPTのはじめ方研修は26,400円(税込)、会員は24,400円。講師派遣研修は問い合わせ

トレノケート(生成AI研修)

公開コース(オンラインLive。講義とハンズオン演習、講義と実習)、一社向け研修(オンラインや対面、eラーニングとの組み合わせ)

あり。一社向け研修で、場所は調整可能

ChatGPTで学ぶ生成AIビジネス活用は1日間(13:00〜17:30)、1日で学ぶプロンプトエンジニアリングは1日間(9:30〜17:00)

33,000円(税込)、55,000円(税込)。一社向け研修は問い合わせ

アクセンチュア(Aidemy Business)

eラーニングと伴走

全てオンラインで完結。オフラインは別サービスのAidemy Practice

公式サイトの紹介資料(2025年11月版)で、ChatGPTで学ぶプロンプトエンジニアリング入門は1時間、Microsoft Copilot入門は1時間

問い合わせ。契約期間は1年・2年・3年

AlgoX(AI研修・人材育成サービス)

ライブ型研修(オンライン/オフライン)、e-learning講座、研修契約企業向けの伴走支援オプション

あり。オンラインMTGまたは対面での実施

基本コースは10時間、20時間コースは20時間

問い合わせ

オープンアップITエンジニア(SAMURAI ENGINEER Biz)

オンラインセミナーの入門講座、マンツーマン指導のオーダーメイド研修、業務改善伴走支援サービス

あり。AI研修などのレッスンは対面でも実施可能

実践!ChatGPT入門講座は3時間、Microsoft 365 Copilot 入門講座は3時間

ChatGPT入門講座は税込19,800円/1名、Copilot入門講座は30万円〜(人数何名でも可)。オーダーメイドの研修は問い合わせ

DMM 生成AI CAMP(学び放題 法人向けサービス)

毎日開催のライブ形式ワークショップ、約1,000レッスン

記載なし

ライブ形式ワークショップは60分1テーマ

問い合わせ

スマートエイト(スマート生成AI研修)

対面の研修。Zoomの同時双方向にも対応

あり。全国どこでも、受講する会社の会議室で

12・20・30時間の4コース

1人40万円(税抜)

対面の中身は会社ごとに分かれます。インソースは*公開講座の来場型で東京・新宿と大阪の会場へ行く形、トレノケートは一社向け研修で場所を相談して決める形です。

*公開講座:研修会社が日程と内容を決めて開き、複数の会社の社員が申し込んで一緒に受ける講座です。

10社の特徴|公式ページの説明で1社ずつ

生成AI研修のおすすめ会社として並べた10社の違いは、各社が公式ページで打ち出す得意なことのほか、業務を題材にしたコースがあるか、助成金を使った受講を案内しているか、誰が教えるかに表れます。

株式会社キカガクは、法人向けの研修を「育成担当者の"右腕"として伴走する、成果創出パートナー」と打ち出しています。育成目標に合わせて集合研修・eラーニング・実データを使う*PBL研修を設計し、内容をカスタマイズできます。公開講座は、受講の環境にZoomを挙げています。

株式会社AVILENは、「AI活用の基礎となるリテラシー獲得から実務で使える応用スキルまでワンストップ」で学べる研修を掲げています。eラーニングは受講人数が無制限で、集合型研修と組み合わせて、数千〜数万名規模の全社展開に対応します。

スキルアップAIは、株式会社スキルアップNeXtから社名を変えた株式会社Beyontのサービスで、「組織・人材変革を加速するAI/DX伴走パートナー」を掲げています。伴走支援の道場研修では、実務経験豊富なAIエンジニアが伴走し、3〜4か月で実践型のプログラムをやり抜きます。

株式会社インソースは、20年以上の実績があるビジネススキル研修とAI活用をかけ合わせた、独自のプログラムを打ち出しています。講師派遣研修には、業務を自動化するワークフローを2日間で作る研修もあります。

トレノケート株式会社の一社向け研修は、「スケジュール、場所、人数、カリキュラムなど、ご要望や課題に合わせてご提案します」と案内しています。事前準備から会場設営、研修レポートまで一社で完結します。

アクセンチュアが運営するAidemy Businessは、eラーニングを軸に、人材要件定義から研修設計、学習促進までを一気通貫で伴走すると案内しています。厚生労働省の*人材開発支援助成金は、申請が可能だとしています。オフラインの研修は、別サービスのAidemy Practiceで扱います。

株式会社AlgoXは「生成AI特化のコンサルティングファーム」を掲げ、AI総研のサイトに置いた研修ページで、代表の西本匠氏が講師を務める「全編ワークショップ形式」の研修を打ち出しています。営業・マーケティング・企画・管理やバックオフィスの業務に絞った各10時間のコースもあります。助成金を使った受講は、個別の無料相談会で相談できます。

SAMURAI ENGINEER Bizは、2026年10月1日に株式会社SAMURAIから事業を引き継いだ株式会社オープンアップITエンジニアが運営しています。AI研修では「現役エンジニアがマンツーマン指導」を掲げ、研修の後に週1回・1時間のミーティングを続ける伴走のサービスもあります。条件を満たせば、助成金を使った受講もできます。

DMM 生成AI CAMPの学び放題 法人向けサービスは、「全社員の生成AI力を、組織の武器に変える。」を掲げています。ライブ形式のワークショップは全社員が参加でき、カスタムワークショップも月1回あります。人材開発支援助成金で受講料の最大75%が補助されると案内し、申請に要る受講証明書も発行します。

スマートエイトのスマート生成AI研修は、12・20・30時間から選ぶ4コースの研修で、受講者の身近な業務を演習の題材にします。全国どこでも受講する会社の会議室で対面で行い、Zoomの同時双方向でも受けられます。講師は代表の小坂井聖也が直接務め、4コースとも人材開発支援助成金を使った受講を案内しています。

*PBL研修:実際の課題を題材に、受講者が解決策を作りながら学ぶ形の研修です。 *人材開発支援助成金:社員の研修費と研修中の賃金の一部を、国が助成する制度です。条件と上限は4章で説明します。

よくある質問|中小企業・助成金・研修の時間

中小企業がAI研修の会社を選ぶときは?

中小企業は、助成金を使った受講を案内しているか、対面で受けられるか、講師と演習する時間を長く取れるかの3つで選びます。

研修のページで助成金を使った受講に触れている会社は、3章でその案内を紹介しています。研修のページに無くても会社全体の助成金の案内を持つ会社もあるので、候補の会社には、申し込む前にその研修が対象になるかを確かめます。

対面で受けられれば、社内にAIを教えられる人がいなくても、つまずいた所を講師がその場で直せます。研修の後に聞ける相手が社内に少ない会社ほど、研修の場で解決しておく意味が大きくなります。

演習の時間が長ければ、受講者が自分の業務で使う手順を、研修の中で試して直せます。2章の一覧の「対面」と「主なコースの時間」の列を並べて見ると、2つを満たす会社を絞り込めます。

AI研修の費用はいくら?助成金は使える?

2章の一覧では、eラーニングと1日以内の講座に、税込で1万1,000円から6万6,000円の値が並びます。キカガクの公開講座は、税抜で0.5日が3万円、5日が30万円です。

一社向けに組む研修は、問い合わせで金額を答える会社が大半です。

研修費のうち中小企業は75%、大企業は60%が助成されるのは、人材開発支援助成金の*事業展開等リスキリング支援コースです。助成の対象は雇用保険に入っている社員で、代表取締役は対象外です。

講師と進める研修で助成金を使う場合は、受講者ごとに研修時間の8割以上に出席することも条件です。

上限は、研修の形で次のように分かれます。

  • 講師と進める10時間以上100時間未満の研修は、1人1訓練あたり中小企業30万円、大企業20万円
  • eラーニングを含む研修は、講師の研修と組み合わせても1人1訓練あたり中小企業15万円、大企業10万円
  • 定額で受け放題のサービスは、1人1か月2万円

どの業務にも共通するプロンプトの作り方だけの研修は、2026年8月3日以降に出す計画では対象外です。研修を始める6か月前から1か月前までに計画を労働局へ届け出る必要があり、今の制度が使えるのは2027年3月31日までです。

研修は何時間あればいい?

助成金を使うなら、職務に関係しない時間を除いて10時間以上の研修が要ります。2章の一覧の主なコースは1時間から30時間まで幅があり、半日や1日で終わるコースだけでは10時間に届きません。

業務で使えるところまで届くかは、講師と一緒に手を動かす時間で決まります。操作を覚えるだけなら短くても足りますが、自分の業務を題材に手順を組み立て、試して直すまでには、講師と進める時間がまとまって要ります。

*事業展開等リスキリング支援コース:人材開発支援助成金のコースの1つです。業務のデジタル化などに要る知識を、受講者の職務に直接使う形で学ぶ研修が対象になります。

観点をすべて満たす研修|スマート生成AI研修

ここまでの5つの観点をすべて満たすように組んだのが、スマートエイトの法人向け生成AI研修「スマート生成AI研修」です。

観点

スマート生成AI研修

その場で講師に聞ける

◎ 対面中心で、つまずいたその場で質問できる。Zoomの同時双方向にも対応

演習の時間

◎ 最長30時間(12・20・30時間から選択)。動画の自習はなく、すべて講師と一緒に進める

身近な業務が演習の題材

◎ 受講者の身近な業務を演習の題材にする

講師に直接教わる

◎ 元リクルートGM・現役経営者の代表が直接指導

対面で受けられる

◎ 全国どこでも貴社の会議室で対面。講師の交通費・宿泊費は当社負担

4コースとも1人40万円・税抜で、人材開発支援助成金の対象になれば、中小企業は研修費の最大75%、1人1訓練あたり最大30万円が助成されます。

1回の研修は3名から40名までで、20時間のコースは5名以上、30時間のコースは10名以上で選べます。講師は、リクルート社内で生成AI研修の講師を務めた代表の小坂井聖也です。

Web広告代理店のCCG SEE様では、営業と広告運用の10名が対面の全5回を受講し、既存の自動化ツールが対応していない媒体の広告レポート作成が月100時間から月3時間になりました。DLPO様では、4名がオンラインで全4回・計12時間を受講し、顧客の状態を点数で判定する作業を自社で自動化しています。

さいごに

法人向けAI研修のおすすめ会社は、録画で学ぶか、講師のライブの講義か、対面かという形式と、講師と進める時間で違いが出ます。2章の一覧で「研修の形」「対面」「主なコースの時間」の列を見比べ、自社に要る観点に合う候補を3社に絞ります。

3社に絞ったら、資料を取り寄せるか相談を申し込み、身近な業務を演習の題材にできるか、誰が教えるかを確かめます。助成金を使うなら、研修の開始日から逆算して、計画を労働局へ届け出る日を先に決めておきます。

対面で長い時間をかけ、講師と一緒に身近な業務で手を動かす研修を候補に入れるなら、スマート生成AI研修のページで4コースのカリキュラムを確かめられます。

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